高機能自閉症とアスペルガー症候群の違いは?

高機能自閉症(HFA)は自閉症の3大特徴である(社会性,コミュニケーション,想像力の障害)を持っていても「知能に明らかな遅れがない自閉症のことを指します。

 

「アスペルガー症候群の定義」や「高機能自閉症とアスペルガー症候群は同じものかどうか?」については、日本国内においては高機能自閉症とアスペルガー症候群は区別されることは少ないようですが、やはり研究者の中でも意見が分かれていて、実際のところはまだはっきりとしていないようです。
中には「アスペルガー症候群は、知的障害の有無を問わず、言語障害のない自閉症を指す」という研究者もいるくらいですから、人それぞれ意見が違うということでしょう。

 

しかし、高機能自閉症と、アスペルガー症候群を区別するならば、高機能自閉症は明確な発達障害であり、自閉症的な面が非常に強い一群であるといえます。知的レベルは高く言葉もありますが、いざ診察すると自閉症のタイプだと分かりやすい人たちです。それと比較して、アスペルガー症候群というのは、自閉的傾向なのか、性格の歪みなのかがとても分かりにくいタイプの人たちです。

 

そして以下のような区別もできます。
@高機能自閉症では視覚認知・空間認知が優れているが、言語の発達には遅れが出やすい。
Aアスペルガー症候群では言語はよく発達する場合が多いが、視覚認知,空間認知に困難が発生し、 不器用である場合が多い。

 

以上のことから、高機能自閉症では、図やイラストで理解するのを得意とするのに対し、アスペルガー症候群では 文章による理解を得意とする場合が多いといえます。

 

 

しかしながら一般的には、高機能自閉症もアスペルガー症候群も同じように考えられています。